土地代を節約することができる
東京都内の街並みを眺めてみると、地方ではなかなかないような小さな家を見かけることが珍しくありません。これらは一般に狭小住宅と呼ばれる延べ床面積の小さい家なのですが、あえてそういった家に住むのにはいくつかのメリットが存在しています。まずメリットの一つ目は、狭小住宅を建てるには10坪程度の土地があれば充分であるため、土地代がそれほどかからず購入費用が安く済むという点です。東京都内のように地価が一坪200万円近くするようなエリアでは、30坪の土地を購入すると6,000万円ほどかかりますが、10坪であれば2,000万円あれば十分です。浮いたお金を建物に使えば、居住環境のクオリティをより高めることも可能でしょう。
家族の距離を縮めることができる
二つ目のメリットは、狭小住宅は間取りが限られているがゆえに、そこで暮らす家族の距離感が縮まるという点です。特に、思春期の子供がいるような家庭では、どうしても親と子が顔を合わせる機会が少なくなりがちですが、スペースが限られている狭小住宅であれば否応なしに家族が顔を合わせる機会が増えるため、そのぶんコミュニケーションがとりやすいのです。
家の管理が楽であるということ
三つ目のメリットは、狭小住宅は余計な設備などを極力排除しているため、家の管理が楽であるということです。使用頻度が低い設備のメンテンナンスを定期的に行うのは手間ですし、それにかかる費用も馬鹿になりません。狭小住宅では設置スペースに限りがあるぶん、本当に必要な設備を厳選して設置するようになっているため、そういった無駄が省けるというわけです。
狭小住宅って不便じゃないの、と思っている方もいるかもしれませんが費用が抑えられて、落ち着くというメリットがあります。